はじめに
「働きたい気持ちはあるけれど、不安が大きい」
「就労支援という言葉は聞いたことがあるけれど、実際にどんな場所なのかよくわからない」
そんな思いを抱えながら、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
はじめまして。
このブログでは、作業療法士の視点から、就労支援についてやさしく・わかりやすくお伝えしていきます。
この最初の記事では、
- 就労支援ってどんな場所なのか
- 作業療法士はどんな視点で関わっているのか
- このブログで何を発信していくのか
を、はじめての方向けにまとめました。
就労支援ってどんな場所?
就労支援と聞くと、 「すぐに働かされそう」
「厳しい訓練をする場所なのでは?」
と不安に感じる方もいるかもしれません。
ですが、就労支援は無理に働かせる場所ではありません。
- 体調や気持ちを整えること
- 生活リズムを安定させること
- 自分に合った働き方を一緒に考えること
こうした「働く準備」を、段階的にサポートする場所です。
「今はまだ自信がない」
「何から始めたらいいかわからない」
そんな状態からでも、少しずつ進んでいけるように支援が行われています。
作業療法士から見た就労支援の大切な視点
作業療法士は、 その人が日常生活や社会の中で、無理なく役割を持てるように支援する専門職です。
就労支援の場でも、次のような視点を大切にしています。
「できない」ではなく「どうしたらできるか」
苦手なことがあっても、
- 環境を変える
- やり方を工夫する
- 得意なことを活かす
ことで、取り組める形は必ずあります。
作業(活動)を通して自信を取り戻す
小さな成功体験の積み重ねは、 「自分にもできるかもしれない」という感覚につながります。
作業療法士は、そうした自信の回復をとても大切にしています。
生活と仕事はつながっている
睡眠・食事・通院・家族との関係など、 生活が安定してこそ、仕事にも向き合いやすくなります。
仕事だけを見るのではなく、 生活全体を一緒に考えることが、作業療法士の特徴です。
このブログはこんな方に向けています
このブログは、主に次のような方に読んでいただきたいと思っています。
- 働くことに不安を感じている方
- 就労支援の利用を迷っている方
- 家族として支えたいけれど、どう関わればいいか悩んでいる方
また、
- 就労支援で働く支援員の方
- 福祉や医療に関心のある方
にとっても、現場のヒントになる内容をお届けできれば嬉しいです。
このブログでこれから発信していくこと
今後、このブログでは以下のようなテーマを扱っていきます。
- 就労移行支援・就労継続支援(A型・B型)の違い
- 就労支援を利用する前に知っておくと安心なこと
- 作業療法士が大切にしている支援の考え方
- つまずきやすいポイントと、その対処のヒント
専門用語はなるべく使わず、 **「はじめての方でも読める」**ことを大切にしていきます。
おわりに
就労支援について調べること自体が、 勇気のいる一歩だった方もいるかもしれません。
このブログが、 「知らないから不安」から「知って、少し安心できた」 に変わるきっかけになれば嬉しいです。
これから、どうぞよろしくお願いします。
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